RADIOLOGY GLOSSARY

前向き心電図トリガ(Prospective ECG triggering)

IN ONE LINE

一言でいうと

心電図から予測した指定時相に合わせてX線データを取得する心臓CTの方式です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

心臓の動きが少ないと予測される瞬間を狙い、必要な時間だけ撮影します。

身近なイメージ

規則的心拍で指定相の前後に取得窓を広げる設定を考えます。 再構成相を選ぶ余裕は増えますが、追加取得による線量も増えるため目的に必要な範囲で設定します。

そもそも前向き心電図トリガとは?

心臓の動きが少ないと予測される瞬間を狙い、必要な時間だけ撮影します。

照射前に時相を指定。/取得時間窓の限定。/パディングと線量の関係。

定義・しくみ

心電図から予測した指定時相に合わせてX線データを取得する心臓CTの方式です。必要な時間窓に取得を限定できるため線量を抑えやすい一方、後から選べる時相や不整脈への対応に制約があります。

FORMULA

線量低下の割合は窓幅・装置・他条件によります。

拍数と時相の予測が適切であることが必要です。

具体例で確認

規則的心拍で指定相の前後に取得窓を広げる設定を考えます。

再構成相を選ぶ余裕は増えますが、追加取得による線量も増えるため目的に必要な範囲で設定します。

専門的にもう一歩

代表的な前向き軸位取得ではR波後の指定時間窓で照射し、複数心拍を利用する場合は位置と周期の対応が必要です。パディングで取得窓を広げると時相選択の余裕は増えますが線量も増えます。高ピッチ方式などもあり、前向き方式を常に一種類の寝台動作と同一視しません。

臨床・測定での確認点

  • 拍動の規則性とトリガを確認します。
  • 取得窓を装置・心拍・目的に合わせます。
  • 未取得の相で心機能を評価できると仮定しません。

覚えるポイント

  • 照射前に時相を指定。
  • 取得時間窓の限定。
  • パディングと線量の関係。

間違えやすい点

  • 取得後に任意の全心周期を作れるわけではありません。
  • 不整脈があっても常に影響なしとは限りません。
  • 前向きなら常に無被ばくではありません。