RADIOLOGY GLOSSARY
心電図同期CT(ECG-synchronized computed tomography)
IN ONE LINE
一言でいうと
心電図を取得して心周期とCTデータを対応付け、動きの少ない相などの画像を得る撮影・再構成法です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
心臓の動きのタイミングに合わせてCTを撮り、動きによるぼけを減らします。
身近なイメージ
心拍数60/分で規則的な心周期、その75%相を指定する教材例です。 基準R波から750 msの相に相当します。実測心電図と装置方式に従って選びます。
そもそも心電図同期CTとは?
心臓の動きのタイミングに合わせてCTを撮り、動きによるぼけを減らします。
心周期と画像データを対応。/前向き・後向きの違い。/不整脈と時間分解能。
定義・しくみ
心電図を取得して心周期とCTデータを対応付け、動きの少ない相などの画像を得る撮影・再構成法です。事前に時相を指定して撮影する前向き方式と、取得後に時相を選ぶ後向き方式を区別します。
FORMULA
心拍数からのR–R換算は規則的な拍動の教材モデルです。
位相の百分率と時間分解能を混同しません。
具体例で確認
心拍数60/分で規則的な心周期、その75%相を指定する教材例です。
R–R = = 1秒; 75%相 = 0.75秒 = 750 ms
基準R波から750 msの相に相当します。実測心電図と装置方式に従って選びます。
専門的にもう一歩
R波を基準にR–R間隔の割合や絶対時間で時相を指定します。動きの少ない相は心拍数や対象血管で異なり、不整脈や心電図の認識不良が偽像の原因になります。装置の時間分解能と取得方式が重要で、同期しただけで心臓が完全に停止して見えるわけではありません。
臨床・測定での確認点
- 心電図波形の認識と電極を確認します。
- 不整脈や息止めによる変動を考慮します。
- 目的と線量を踏まえて取得方式を選びます。
覚えるポイント
- 心周期と画像データを対応。
- 前向き・後向きの違い。
- 不整脈と時間分解能。
間違えやすい点
- 75%相が全患者の最適相とは限りません。
- 同期しても体動や呼吸の影響は残ります。
- 同期画像すべてが同じ線量ではありません。