RADIOLOGY GLOSSARY
密封線源(Sealed radioactive source)
IN ONE LINE
一言でいうと
放射性物質を永久的にカプセルへ封入するか、強固に結合した固体として保持する線源です。物質を閉じ込める構造であり、放射線を全て遮るという意味ではありません。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
RIそのものが外へ出にくいよう作られた線源です。放射線は外へ届くため、遮蔽、距離、作業時間の管理は引き続き必要です。
身近なイメージ
治療用線源の交換では、放射能と基準時刻、識別番号、所在を管理します。使用終了後も残存放射能があり、一般の廃棄物として扱いません。
そもそも密封線源とは?
封じ込めと遮蔽は別の機能です。
線源の所在・健全性を継続して管理します。
定義・しくみ
放射性物質が永久的なカプセルに封入されるか、強固に結合した固体の形となっている放射性線源です。小線源治療や校正等に用いられます。使用条件に適合した封じ込めが前提で、密封という名称は外部被ばくの不存在や損傷・漏えいの可能性がないことを保証しません。
CORE FORMULA
基本公式
A(t)=A0×)。封じ込めの判定式ではありません。
FORMULA NOTES
公式の補足
単一核種の放射能減衰を示す式です。
子孫核種が寄与する場合は壊変系列も扱います。
具体例で確認
親核種だけの放射能が基準時点80 MBqで、物理的半減期の2倍の時間が経過した教材例です。
A=80×)^2=20 MBq
20 MBqが残ります。壊変による減少とカプセルからの漏えいの有無は別問題です。
専門的にもう一歩
線源の識別・所在管理、仕様に適合した使用、必要な漏えい検査と記録、移管・返却を含めたライフサイクル管理を行います。カプセルの外観、放射能、線量率は異なる情報です。損傷や紛失が疑われる場合は独自に分解・回収を試みず、管理責任者へ報告して施設の緊急時手順に従います。
臨床・測定での確認点
- 線源番号・核種・基準放射能を照合します。
- 所在と検査記録を管理します。
- 疑わしい線源を独自に分解しません。
覚えるポイント
- 永久的封入または強固な固体結合
- 封じ込めと遮蔽の違い
- 使用終了後の管理
間違えやすい点
- 放射線が外へ出ないとしない
- 残存放射能が必ずゼロになるとしない
- 密封なら所在管理が不要としない