RADIOLOGY GLOSSARY
非密封RI(Unsealed radioactive source)
IN ONE LINE
一言でいうと
放射性物質を永久的なカプセル封入や強固な固体への結合で閉じ込めていないRIです。外部被ばくだけでなく、飛散・汚染や体内への取り込みに注意します。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
液体や気体などとして扱うRIです。容器のふたを閉めていても密封線源とは限らず、こぼれや付着を防ぐ管理が必要です。
身近なイメージ
RI溶液を扱う作業では、線量率測定だけでなく、作業面や手指等の汚染を確認します。容器にキャップがあることだけで密封線源の管理へ変更しません。
そもそも非密封RIとは?
密封かどうかは容器の開閉だけで決まりません。
外部被ばく、内部被ばくと汚染を分けて管理します。
定義・しくみ
永久的にカプセルへ封入されるか、強固に結合した固体となった密封線源に該当しない放射性線源です。溶液、粉末や気体などで使用され、放射性医薬品もこの性質を持ちます。放射線の種類、放射能、物理化学的性状と作業条件を踏まえて封じ込めと測定を行います。
CORE FORMULA
基本公式
放射能濃度=
FORMULA NOTES
公式の補足
、体積を含む単位を付けます。
採取・測定時刻と壊変補正を明示します。
具体例で確認
均一なRI溶液10 mLに、測定時点の総放射能100 MBqが含まれる教材例です。
放射能濃度=100 mL=10
10 MBq/mLは溶液の濃度で、100 MBqは全量です。どちらも人体の吸収線量を直接表しません。
専門的にもう一歩
汚染測定では直接法と拭き取り法の目的、検出効率、バックグラウンド、測定対象核種を明確にします。拭き取り測定は除去可能な汚染の情報であり、全汚染量と無条件に一致しません。作業の封じ込め、適切な防護具、記録と廃棄物の分別を組み合わせ、漏えい時は施設の通報・対応手順に従います。
臨床・測定での確認点
- 核種・化学形・量を記録します。
- 線量率と表面汚染を別々に評価します。
- こぼれや漏えいは施設の手順で報告します。
覚えるポイント
- 密封線源との違い
- 内部被ばくと汚染
- 総放射能と濃度
間違えやすい点
- ふた付き容器を密封線源としない
- BqをGyと同一にしない
- 汚染と外部被ばくを同義にしない