RADIOLOGY GLOSSARY
皮膚等価線量(Equivalent dose to the skin)
IN ONE LINE
一言でいうと
皮膚が受けた放射線種別の吸収線量に放射線加重係数を適用して合計した放射線防護量です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
皮膚に局所的に強い被ばくがないかを、放射線の種類も考えて評価する量です。
身近なイメージ
指定された局所皮膚領域の平均X線吸収線量が0.020 Gy、wR=1とします。 その領域の等価線量は20 mSvです。平均範囲や被ばく区分を示さずに限度や障害の有無を判断しません。
そもそも皮膚等価線量とは?
皮膚に局所的に強い被ばくがないかを、放射線の種類も考えて評価する量です。
局所皮膚被ばく。/最も高い1 cm²の平均。/Hp(0.07)と臓器量の区別。
定義・しくみ
皮膚が受けた放射線種別の吸収線量に放射線加重係数を適用して合計した放射線防護量です。皮膚の線量限度の評価では最も高く被ばくした1 cm²の平均を用い、実効線量への寄与に使う全皮膚平均と区別します。
FORMULA
限度の評価における平均面積は1 cm²です。
実効線量の計算に使う全皮膚平均とは異なります。
具体例で確認
指定された局所皮膚領域の平均X線吸収線量が0.020 Gy、wR=1とします。
Hskin=1×0.020=0.020 Sv=20 mSv
その領域の等価線量は20 mSvです。平均範囲や被ばく区分を示さずに限度や障害の有無を判断しません。
専門的にもう一歩
局所の不均等被ばくが重要です。従来の実用量ではHp(0.07)やH′(0.07,Ω)を皮膚・浅い組織の評価に用います。防護上の等価線量Svと、医療で局所皮膚障害を評価する吸収線量Gyは用途が異なります。装着場所が局所の最大値を代表しているかを確認します。
臨床・測定での確認点
- 局所の最大被ばく領域と平均面積を考慮します。
- 手指などの線量計位置を確認します。
- 臨床皮膚線量Gyと防護量Svを区別します。
覚えるポイント
- 局所皮膚被ばく。
- 最も高い1 cm²の平均。
- Hp(0.07)と臓器量の区別。
間違えやすい点
- 全身平均だけで局所皮膚被ばくを除外しません。
- 皮膚等価線量と実効線量を同一視しません。
- 1 cm²の限度評価を全皮膚平均と取り違えません。