RADIOLOGY GLOSSARY
方向性線量当量(Directional dose equivalent)
IN ONE LINE
一言でいうと
従来のICRUの実用量で、ある点の放射線場を拡張した場が、ICRU球の指定方向の半径上の深さdに作る線量当量です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
どの方向から見るかと、どの深さで評価するかを指定した放射線場の測定用の量です。
身近なイメージ
同じ場所で入射方向を変えた放射線場を測定し、H′(0.07,Ω)を評価する例です。 深さだけでなく方向Ωと測定器の応答を示します。方向の情報を持たない単一の読みから全角度の評価を復元できません。
そもそも方向性線量当量とは?
どの方向から見るかと、どの深さで評価するかを指定した放射線場の測定用の量です。
拡張場と指定方向。/浅い組織の評価。/H*・Hpとの違い。
定義・しくみ
従来のICRUの実用量で、ある点の放射線場を拡張した場が、ICRU球の指定方向の半径上の深さdに作る線量当量です。H′(d,Ω)と書き、浅い組織などの場所の評価に用います。
FORMULA
0.07は指定深さ0.07 mmで、Svの値ではありません。
H′(d,Ω)は拡張場で定義し、一般に整列はしません。
具体例で確認
同じ場所で入射方向を変えた放射線場を測定し、H′(0.07,Ω)を評価する例です。
深さだけでなく方向Ωと測定器の応答を示します。方向の情報を持たない単一の読みから全角度の評価を復元できません。
専門的にもう一歩
周辺線量当量とは異なり、場を整列せず指定方向Ωを保持します。浅い皮膚の評価でH′(0.07,Ω)などを用い、測定器の角度応答が重要です。一方向場など特定の条件で周辺線量当量と一致し得ますが、一般に方向の指定を省略して同じ量とはできません。新実用量の定義とも区別します。
臨床・測定での確認点
- 深さdと方向Ωを明示します。
- 対象放射線に対する角度応答を確認します。
- 場所の量と個人線量当量を区別します。
覚えるポイント
- 拡張場と指定方向。
- 浅い組織の評価。
- H*・Hpとの違い。
間違えやすい点
- 周辺線量当量の別名ではありません。
- 方向を指定しないまま全方向で同じとしません。
- 人体の皮膚吸収線量そのものではありません。