RADIOLOGY GLOSSARY
スライス選択傾斜磁場(Slice-selection Gradient)
IN ONE LINE
一言でいうと
RF励起と同時に印加し、位置による共鳴周波数差を作って特定の断面を選ぶ傾斜磁場です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
選びたい断面だけがRFの周波数範囲へ入るよう、位置ごとに共鳴周波数を変えます。
身近なイメージ
教材用にRF帯域2000 Hz、Gss=10 mT/mのプロトンを考えます。 理想厚は約4.70 mmです。実測プロファイルが完全な矩形とは限りません。
そもそもスライス選択傾斜磁場とは?
選びたい断面だけがRFの周波数範囲へ入るよう、位置ごとに共鳴周波数を変えます。
RFと同時/帯域と勾配/薄さと信号
定義・しくみ
RF励起と同時に印加し、位置による共鳴周波数差を作って特定の断面を選ぶ傾斜磁場です。RF帯域幅と磁場勾配で選択厚が決まり、読み出し帯域幅とは区別します。
FORMULA
RF帯域の厚さ選択式です。
具体例で確認
教材用にRF帯域2000 Hz、Gss=10 mT/mのプロトンを考えます。
Δz=≈0.00470 m
理想厚は約4.70 mmです。実測プロファイルが完全な矩形とは限りません。
専門的にもう一歩
理想的な選択厚はΔz=ΔfRF/(γ̄Gss)です。実際のスライス形状はRFパルスの形、B0・B1不均一、再収束にも依存します。勾配を強くするかRF帯域を狭くすると薄くできますが、信号量や装置条件との両立が必要です。
臨床・測定での確認点
- RF帯域を確認します。
- スライス形状を評価します。
- 主磁場不均一を考慮します。
覚えるポイント
- RFと同時
- 帯域と勾配
- 薄さと信号
間違えやすい点
- 受信帯域と混同しない
- 公称厚を完全矩形としない
- 勾配だけで判断しない