RADIOLOGY GLOSSARY
RFコイル(Radiofrequency Coil for MRI)
IN ONE LINE
一言でいうと
MRIの共鳴周波数付近でRF磁場を発生させたり、横磁化による微弱なRF信号を受信したりするコイルです。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
MRIで磁化を動かす送信用、または体からの信号を拾う受信用の装置です。同じコイルが両方の役割を持つ場合もあります。
身近なイメージ
頭部用受信アレイでは、頭部周辺の複数要素が信号を受けます。対象が感度の高い領域から外れると、信号や均一性が悪くなる場合があります。
そもそもRFコイルとは?
送信機能と受信機能、両機能を持つ構成があります。
対象部位への感度分布と安全な装着が画像と安全性に関係します。
定義・しくみ
ラーモア周波数に対応するRF領域で、励起用のB1磁場または受信感度を形成する装置です。体積コイル、表面コイル、複数の受信要素を組み合わせるアレイなどがあります。静磁場を作る主磁石や空間エンコード用の傾斜磁場コイルとは異なります。
FORMULA
SNRはコイル要素数だけに比例する量ではありません。
受信感度と送信B1分布は同じものではありません。
具体例で確認
同じ部位を適切な専用コイルと、対象から遠い受信コイルで撮影する教材用比較です。
距離や感度分布の違いによりSNRが変わり得ます。単に要素数が多いだけで必ずSNRが高いとは判定しません。
専門的にもう一歩
横磁化の時間変化は受信コイルへ電圧を誘起します。受信感度、負荷、雑音相関、同調・整合、要素間の結合がSNRに影響します。受信アレイは並列撮像の空間情報にも利用できます。送信コイルではB1の均一性とRFエネルギーの吸収を考慮し、適合した装置・コイル構成を使います。
臨床・測定での確認点
- 磁場強度と装置に適合したコイルを使います。
- 位置、接続、損傷を所定の手順で確認します。
- RFによる加熱リスクを考慮し、装着と安全条件はメーカー手順に従います。
覚えるポイント
- RF送信と受信
- 主磁石・傾斜磁場コイルとの違い
- 位置と感度分布
間違えやすい点
- すべてのRFコイルが送信機能を持つとしない
- 主磁場をRFコイルが作るとしない
- コイル要素数だけで画質を決めない