RADIOLOGY GLOSSARY
スピンエコー形成(Spin-echo Formation)
IN ONE LINE
一言でいうと
励起後に位相が広がった横磁化を、再収束RFパルスでそろえ直してエコーを生じさせる過程です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
少しずつずれたスピンの位相へ折り返しの操作を行い、再びそろう瞬間の信号を受け取ります。
身近なイメージ
教材用に90度励起から20 ms後に理想180度パルスを加えます。 エコー中心は40 msです。失われた横磁化の振幅すべてが回復するわけではありません。
そもそもスピンエコー形成とは?
少しずつずれたスピンの位相へ折り返しの操作を行い、再びそろう瞬間の信号を受け取ります。
RFによる再収束/TE=2τ/T2
定義・しくみ
励起後に位相が広がった横磁化を、再収束RFパルスでそろえ直してエコーを生じさせる過程です。基本的な90度・180度パルス系では、静的な周波数差による位相分散を補償します。
FORMULA
静的周波数差の理想モデルです。
T2減衰は再収束できません。
具体例で確認
教材用に90度励起から20 ms後に理想180度パルスを加えます。
TE=2τ=40 ms
エコー中心は40 msです。失われた横磁化の振幅すべてが回復するわけではありません。
専門的にもう一歩
理想的な180度パルスを励起からτ後に加えると2τでエコーが生じます。不可逆なT2緩和は戻らず、拡散や時間変動する磁場、パルス誤差にも影響されます。傾斜磁場反転によるグラジエントエコーとの違いが重要です。
臨床・測定での確認点
- パルス誤差を考慮します。
- TEをエコー中心で定めます。
- 動きや拡散を確認します。
覚えるポイント
- RFによる再収束
- TE=2τ
- T2
間違えやすい点
- T2減衰を元通りとしない
- GREと同じにしない
- 全磁場変動を補償としない