RADIOLOGY GLOSSARY

熱中性子(Thermal Neutron)

IN ONE LINE

一言でいうと

周囲の媒質とほぼ熱平衡になるまで減速された中性子を指し、エネルギーは温度に依存します。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

物質内で何度も衝突して遅くなり、周囲の温度に応じた速さを持つ中性子です。止まっているわけではありません。

身近なイメージ

教材用にT=293 K、kB=8.617×10⁻⁵ eV/Kとします。 代表的尺度は約0.025 eVです。分布の平均値をこの値と断定しません。

そもそも熱中性子とは?

物質内で何度も衝突して遅くなり、周囲の温度に応じた速さを持つ中性子です。止まっているわけではありません。

熱平衡/約0.025 eV/減速

定義・しくみ

周囲の媒質とほぼ熱平衡になるまで減速された中性子を指し、エネルギーは温度に依存します。室温付近の代表値は約0.025 eVですが、全粒子が同じエネルギーではありません。

FORMULA

kBTは尺度です。

温度はKで代入します。

具体例で確認

教材用にT=293 K、kB=8.617×10⁻⁵ eV/Kとします。

kBT≈0.0252 eV

代表的尺度は約0.025 eVです。分布の平均値をこの値と断定しません。

専門的にもう一歩

熱平衡の分布には幅があり、kBTは代表的なエネルギー尺度です。平均運動エネルギー3kBT/2と同じ量ではありません。熱中性子の捕獲確率は核種に依存し、低速領域で1/v則に近い反応もありますが万能則ではありません。

臨床・測定での確認点

  • 媒質温度を確認します。
  • 捕獲γ線にも注意します。
  • エネルギー分布を扱います。

覚えるポイント

  • 熱平衡
  • 約0.025 eV
  • 減速

間違えやすい点

  • 静止粒子としない
  • 一律1/vとしない
  • 平均値をkBTとしない