RADIOLOGY GLOSSARY
甲状腺摂取率(Thyroid radionuclide uptake)
IN ONE LINE
一言でいうと
投与した放射性医薬品のうち、指定時刻に甲状腺へ取り込まれた割合を測る指標です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
投与した薬剤のどれくらいが、決めた時刻に甲状腺へ集まったかを測ります。
身近なイメージ
同じ時間・校正条件で患者背景補正値2500、投与量対応の標準背景補正値10000計数とした教材例です。 教材上の摂取率は25%です。この値を核種や測定時刻なしで正常・異常判定には使いません。
そもそも甲状腺摂取率とは?
投与した薬剤のどれくらいが、決めた時刻に甲状腺へ集まったかを測ります。
投与量に対する割合。/核種と測定時刻。/ヨウ素とTcの有機化の違い。
定義・しくみ
投与した放射性医薬品のうち、指定時刻に甲状腺へ取り込まれた割合を測る指標です。放射性ヨウ素と99mTc過テクネチウム酸では取り込み後の動態が異なるため、核種・薬剤・時刻を伴って解釈します。
FORMULA
単純比は同時間・同校正・投与量対応の条件です。
患者背景と標準線源の背景は目的に応じて別に測ります。
具体例で確認
同じ時間・校正条件で患者背景補正値2500、投与量対応の標準背景補正値10000計数とした教材例です。
摂取率 = ×100 = 25%
教材上の摂取率は25%です。この値を核種や測定時刻なしで正常・異常判定には使いません。
専門的にもう一歩
プローブ等で甲状腺部の計数から適切な患者背景を差し引き、投与量に対応する標準線源の背景補正値と比較します。測定時間、幾何学、減衰、投与残留等をそろえる必要があります。ヨード摂取や関連薬剤、造影剤などが影響します。99mTcはNISを介して取り込まれますが、ヨウ素と同じ有機化をされません。
臨床・測定での確認点
- 薬剤・核種・測定時刻を記録します。
- ヨードや薬剤等の影響を確認します。
- 標準線源と患者背景、測定幾何学を確認します。
覚えるポイント
- 投与量に対する割合。
- 核種と測定時刻。
- ヨウ素とTcの有機化の違い。
間違えやすい点
- 取り込みの高さだけで診断は決まりません。
- ヨウ素とTcの基準値を混ぜません。
- 処方薬の中止を自己判断で案内しません。