RADIOLOGY GLOSSARY
コンベックス走査(Curvilinear Array Scanning)
IN ONE LINE
一言でいうと
凸状に並べた振動子列の使用開口を移して走査する方式です。深くなると視野が広がりますが、狭い頂点を持つセクタとは幾何が異なります。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
丸く外側へ膨らんだ振動子列を順番に使います。入口にも幅があり、深い部分ではさらに広い範囲を写せます。
身近なイメージ
円弧半径40 mmの模型で表面から60 mm先なら、曲率中心からの半径は100 mmです。同じ角度刻みでも表面付近より線間距離が広がります。
そもそもコンベックス走査とは?
曲面アレイの開口を順次移します。
同じ角度間隔でも深い場所ほど線間距離が大きくなります。
定義・しくみ
凸状のアレイに沿って隣接素子群を順次切り替え、走査線の位置と方向を変える方式です。近距離にアレイ長に対応する幅を持ち、深部へ向かって視野が広がります。線の起点がほぼ一点のセクタ走査とは近距離の視野形状が違います。
CORE FORMULA
基本公式
弧間隔=(R+z)Δθ(円弧模型、Δθはrad)
FORMULA NOTES
公式の補足
円弧の長さの式です。
mmとradを使い、度は換算します。
具体例で確認
教材用の円弧模型でR=40 mm、深さz=60 mm、角度間隔1°です。
弧の線間距離=(R+z)Δθ=100× mm
その半径上の弧間隔は約1.75 mmです。実際の分解能や画素間隔とは別です。
専門的にもう一歩
深部の線密度は走査角、線数、曲率、深さで変わります。スキャンコンバージョンで矩形画素へ補間しても、元の線間に新しい測定情報を作るわけではありません。広い視野と深達度は有用ですが、細かさやフレームレートは周波数と送受信条件を含めて評価します。
臨床・測定での確認点
- 深部での線密度を確認します。
- 曲率と走査角を考慮します。
- 表示補間と収集情報を分けます。
覚えるポイント
- 凸型アレイ
- 深部で広がる視野
- セクタとの近距離の違い
間違えやすい点
- 一点から全線が出るとしない
- 深さに関係なく線密度一定としない
- 広い表示を高い分解能と同義にしない