RADIOLOGY GLOSSARY
リニア走査(Linear Scanning)
IN ONE LINE
一言でいうと
基本的には直線状の振動子列で送受信する開口を移し、ほぼ平行な走査線で矩形の視野を得る方式です。派生の台形表示とは区別します。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
平らな振動子列の中で、使う部分を順番に横へずらします。近い場所から広い幅を見やすい、四角い画像の基本形です。
身近なイメージ
表在組織の観察では近距離でも視野の横幅を確保しやすい方式です。使用周波数や深達度はリニアという走査名だけでは決まりません。
そもそもリニア走査とは?
走査線の開始位置を横へ移します。
電子的な集束も組み合わせます。
定義・しくみ
直線状アレイの隣接した素子群を選択し、送受信する開口を順次移動する走査です。基本的な走査線は振動子面にほぼ垂直で、矩形視野を構成します。偏向を併用する拡張方式もあるため、プローブ形と表示形だけで全機能を断定しません。
CORE FORMULA
基本公式
開始点の中心間距離=(走査線数−1)×開始点間隔(等間隔模型)
FORMULA NOTES
公式の補足
例は開始点の間隔で、画素間隔ではありません。
端の中心間距離にはN−1を使います。
具体例で確認
教材用に走査線の開始位置を30 mmの幅へ0.3 mm間隔で101か所並べます。
端の中心間距離=(101−1)×0.3=30 mm
端の開始点間は30 mmです。有限なビーム幅や表示画素の数は別です。
専門的にもう一歩
走査線密度、開口、送受信フォーカスやアポダイゼーションが画質へ影響します。走査線を増やすと標本化は細かくなりますが、ビーム幅そのものが自動的に小さくなるわけではありません。従来の一本ずつの送信では視野・線数・焦点数とフレームレートに関係があります。
臨床・測定での確認点
- 対象の深さへ焦点を合わせます。
- 周波数と深達度を別に選びます。
- 走査線数とビーム幅を区別します。
覚えるポイント
- 直線状アレイ
- 開口の移動
- 基本は矩形視野
間違えやすい点
- 全リニア画像を厳密に平行としない
- 高周波であることを定義としない
- 線数増加だけで真の分解能改善としない