RADIOLOGY GLOSSARY

仮想単色X線画像(Virtual monoenergetic image)

IN ONE LINE

一言でいうと

複数のエネルギー情報から物質の減弱特性を推定し、指定した単一エネルギーのX線で撮影した場合に相当する減弱画像を計算する方法です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

通常の幅広いX線の情報を使い、あるエネルギーだけで見たような画像を計算します。

身近なイメージ

同じ造影CTデータから低keVと高keVの画像を作る教材例です。 ヨードの見え方とノイズが変わります。keVは再合成の設定で、X線管電圧のkVと同一ではありません。

そもそも仮想単色X線画像とは?

通常の幅広いX線の情報を使い、あるエネルギーだけで見たような画像を計算します。

スペクトル情報から再合成。/低keVでのヨードコントラスト。/仮想と実照射の区別。

定義・しくみ

複数のエネルギー情報から物質の減弱特性を推定し、指定した単一エネルギーのX線で撮影した場合に相当する減弱画像を計算する方法です。実際に単色X線を照射して撮影した画像とは区別します。

FORMULA

keVは光子エネルギー、kVは管電圧です。

物質モデルと校正に基づく推定画像です。

具体例で確認

同じ造影CTデータから低keVと高keVの画像を作る教材例です。

ヨードの見え方とノイズが変わります。keVは再合成の設定で、X線管電圧のkVと同一ではありません。

専門的にもう一歩

基底物質分解等から任意のkeVにおける減弱を再合成します。ヨードは低keVでコントラストが高まりやすい一方、ノイズは装置・アルゴリズムに依存します。高keVで一部の硬化アーチファクトが弱まる場合もありますが、情報欠損を完全に回復する処理ではありません。最適keVを全症例共通の定数としません。

臨床・測定での確認点

  • 選択keVと再構成法を記録します。
  • ノイズと対象の識別を対に評価します。
  • 通常画像と併せて診断用途への適合を確認します。

覚えるポイント

  • スペクトル情報から再合成。
  • 低keVでのヨードコントラスト。
  • 仮想と実照射の区別。

間違えやすい点

  • 同じkeVでも装置間の画質は同一ではありません。
  • 低keVが常に最良とは限りません。
  • 管電圧をkeVとして読み替えません。