RADIOLOGY GLOSSARY
仮想非造影画像(Virtual noncontrast image)
IN ONE LINE
一言でいうと
造影剤を含むスペクトルCTデータからヨード等の成分を推定して取り除き、非造影に相当する画像を計算する方法です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
造影CTからヨードの見え方を計算で減らし、単純CTに近い画像を作ります。
身近なイメージ
造影像からヨードを抑制した画像で小さな高吸収点が消えた教材例です。 ヨードが消えたのか、石灰化等まで誤って抑制されたのかを区別します。消失だけで病変なしとは判断しません。
そもそも仮想非造影画像とは?
造影CTからヨードの見え方を計算で減らし、単純CTに近い画像を作ります。
造影データから計算。/ヨード抑制。/実非造影との非同一性。
定義・しくみ
造影剤を含むスペクトルCTデータからヨード等の成分を推定して取り除き、非造影に相当する画像を計算する方法です。造影前に実際に撮影した画像と同じではなく、残存成分や他物質の誤除去があり得ます。
FORMULA
単なる固定HUの減算ではありません。
分解モデルが異なれば推定値も変わり得ます。
具体例で確認
造影像からヨードを抑制した画像で小さな高吸収点が消えた教材例です。
ヨードが消えたのか、石灰化等まで誤って抑制されたのかを区別します。消失だけで病変なしとは判断しません。
専門的にもう一歩
物質分解を用いて造影剤成分を抑制します。撮影相、体格、分解モデル、石灰化や小結石などの対象によって値と検出能が変わります。単純撮影の省略は目的別の検証が必要で、VNC上の濃度差を真の造影前値と断定しません。小結石が除去されるなどの限界は原著研究でも報告されています。
臨床・測定での確認点
- VNCと実非造影を明示して保存します。
- 検査目的別に省略の可否を評価します。
- 残存ヨードと小構造の誤除去を確認します。
覚えるポイント
- 造影データから計算。
- ヨード抑制。
- 実非造影との非同一性。
間違えやすい点
- 全用途で単純CTを代替できません。
- 残存高吸収がすべて出血とは限りません。
- 省略すれば必ず診断精度を維持できるとはいえません。