RADIOLOGY GLOSSARY

VMATVolumetric Modulated Arc Therapy

IN ONE LINE

一言でいうと

ガントリを回転させながら線量率、MLC、回転速度を変化させる強度変調回転照射です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

装置が回りながら、放射線の形と強さを変えて照射します。

身近なイメージ

周りを回りながら、場所ごとにライトの明るさと形を変えて照らすイメージです。

VISUAL GUIDE

図・グラフで確認

標的と正常臓器の累積線量体積ヒストグラム
累積DVHは、ある線量以上を受ける体積を示します。線量と体積の関係は読めますが、高線量部の空間的位置は分かりません。

そもそもVMATとは?

VMATは、ガントリを回転させながらMLC形状、線量率、ガントリ速度を連続的に変化させる強度変調放射線治療です。多数方向から効率よく線量を合成できます。

固定多門IMRTより照射時間やMUを短縮できる場合がありますが、装置軸の同期と治療計画装置のモデル精度が重要です。単なる一定開口の回転原体照射とは異なります。

定義・しくみ

一つまたは複数のarc中に、ガントリ角度ごとのMLC開口、dose rate、gantry speedを最適化して三次元強度変調を行う照射技術です。各control pointに機械パラメータが定義され、照射装置は連続補間しながら線量を投与します。

具体例で確認

前立腺PTVの後方に直腸が近接する症例で360度arcを用います。

直腸方向の開口と線量率を抑え、他角度から線量を補うことでPTV被覆と直腸線量低減を両立させます。arcを増やせば常に臨床的に優れるとは限りません。

専門的にもう一歩

VMATはIMRTの一種として扱われ、治療時間短縮に有利です。MLC速度、ガントリ速度、線量率制御、患者QAが重要です。

臨床・測定での確認点

  • MLC速度、ガントリ速度、線量率の同時制御精度を機械QAで確認します。
  • 高変調計画では小開口と複雑な動きが増え、患者別QAの差異原因を分析します。
  • 照射時間短縮は体動低減に有利ですが、画像誘導・位置確認時間も含めて評価します。
  • VMATはIMRTの一方式であり、回転するだけの照射をすべてVMATとは呼びません。

覚えるポイント

  • 回転しながら強度変調
  • 治療時間短縮
  • 線量率とMLC制御

間違えやすい点

  • 単純な回転照射と混同しない
  • IMRTと無関係と考えない
  • 複雑なQAが必要

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