RADIOLOGY GLOSSARY
Winston-Lutz試験(Winston-Lutz test)
IN ONE LINE
一言でいうと
小さな放射線不透過球等と照射野中心の相対位置を複数の装置角度などで測り、照射系のアイソセンタ整合性を評価する試験です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
小さな球とビームの中心が、装置を回してもどれくらい一致するかを調べます。
身近なイメージ
アイソセンタ面へ換算した一枚の投影で、球中心と照射野中心の差をx=0.6 mm、y=0.8 mmとします。 この投影の二次元ずれは1.0 mmです。全角度の三次元精度や臨床的合否は別に評価します。
そもそもWinston-Lutz試験とは?
小さな球とビームの中心が、装置を回してもどれくらい一致するかを調べます。
球と照射野中心。/アイソセンタ整合。/複数角度と測定条件。
定義・しくみ
小さな放射線不透過球等と照射野中心の相対位置を複数の装置角度などで測り、照射系のアイソセンタ整合性を評価する試験です。画像誘導系との一致の評価に拡張する場合は、撮像系も含む試験範囲を明示します。
FORMULA
二次元の距離と三次元の指標を区別します。
拡大率・画素寸法の校正条件を明示します。
具体例で確認
アイソセンタ面へ換算した一枚の投影で、球中心と照射野中心の差をx=0.6 mm、y=0.8 mmとします。
投影内のずれ = √(0.6²+0.8²) = 1.0 mm
この投影の二次元ずれは1.0 mmです。全角度の三次元精度や臨床的合否は別に評価します。
専門的にもう一歩
球を基準位置に設置して照射画像を取得し、球像と照射野中心のずれを解析します。ガントリ・コリメータ・寝台の角度、球の配置、画像の幾何校正や中心検出方法が結果に影響します。単一投影の二次元ずれと、複数角度から評価する三次元アイソセンタの精度は同じではありません。
臨床・測定での確認点
- 角度の組合せと球の設置方法を記録します。
- 画像上距離を評価面へ適切に換算します。
- 治療手技に応じた施設の判定基準を使います。
覚えるポイント
- 球と照射野中心。
- アイソセンタ整合。
- 複数角度と測定条件。
間違えやすい点
- 線量出力だけの試験ではありません。
- 一方向でゼロなら全回転角でゼロとは限りません。
- 球の配置誤差を無視しません。