RADIOLOGY GLOSSARY
イメージインテンシファイア(X-Ray Image Intensifier)
IN ONE LINE
一言でいうと
入射X線を蛍光と電子へ変換し、電子を加速・縮小して出力蛍光面に明るい光学像を作る画像増倍管です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
大きなX線像を小さく明るい光の像に変えます。入力蛍光面、光電面、電子光学系、出力蛍光面が順に働きます。
身近なイメージ
透視で拡大モードを選ぶと細部の観察に有利になる一方、縮小利得が低下し、自動制御によって患者入射線量率が上がる場合があります。
そもそもイメージインテンシファイアとは?
明るさの増大には電子加速による利得と、像を小さくする縮小利得が関係します。
電子的拡大では入力視野を小さく使い、縮小利得が下がります。
定義・しくみ
X線を入力蛍光面で可視光へ、光電面で電子へ変え、電子を集束・加速して出力蛍光面で再び光へ変換する真空装置です。輝度利得は概念上、電子的な利得と縮小利得の積で説明できます。
CORE FORMULA
基本公式
縮小利得 ≈ )²
FORMULA NOTES
公式の補足
直径の比は二乗して面積比へ換算します。
縮小利得と幾何学的拡大率は異なる概念です。
具体例で確認
入力面の使用直径を20 cm、出力面直径を2 cmとする単純モデルを考えます。
縮小利得 ≈ )² = 100
面積比による縮小利得は約100です。電子加速による利得は別に掛け合わせます。
専門的にもう一歩
画像は電子光学系を通るため、糸巻きひずみ、磁場によるS字ひずみ、周辺輝度低下などが生じ得ます。変換係数は出力輝度と入力空気カーマ率の比で評価し、経年劣化で低下することがあります。FPDは直接デジタル取得の構成が異なるため、I.I.の構造をそのまま当てはめません。
臨床・測定での確認点
- 拡大モードでの線量率変化を確認します。
- 周辺の幾何学ひずみが計測に影響します。
- 変換係数の経年変化は品質管理の対象です。
覚えるポイント
- X線→光→電子→光の変換
- 輝度利得の二つの要因
- 拡大モードで縮小利得が低下
間違えやすい点
- 入力面と出力面の直径比をそのまま利得としない
- 拡大モードなら線量率が必ず下がるとしない
- FPDと同じ真空管構造としない