RADIOLOGY GLOSSARY
空気予防策(Airborne precautions)
IN ONE LINE
一言でいうと
空中に浮遊して感染性を保つ病原体の伝播を防ぐ追加対策です。陰圧等を備えた感染隔離室、適合した呼吸用防護具、感染源対策を標準予防策と併用します。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
患者に近づくときだけでなく、室内の空気も管理する対策です。サージカルマスクとN95等の呼吸用防護具は同じものではありません。
身近なイメージ
空気予防策が必要な患者の画像検査では、通常の撮影室が隔離室と同じ機能を持つと考えず、感染管理担当と検査場所・動線・室内管理を調整します。
そもそも空気予防策とは?
換気等の設備対策と個人防護を組み合わせます。
病原体・手技別の推奨を確認します。
定義・しくみ
空中浮遊粒子を介した伝播が重要な病原体について、判明または疑われる患者へ追加する感染経路別予防策です。周囲に対する陰圧等の条件を満たす空気感染隔離室(AIIR)、適切な呼吸用防護具、感染源対策と搬送管理を用います。一般の個室を自動的にAIIRとは呼びません。
CORE FORMULA
基本公式
防護具の有無だけから感染確率を計算する式はありません。
FORMULA NOTES
公式の補足
陰圧の数値だけで全対策を評価しません。
換気回数等は対象室と適用基準に合わせます。
具体例で確認
教材例で、スタッフが新しい種類のN95を使う前に、以前の製品で行ったフィットテストだけを根拠にしています。
顔への適合を確認するプログラムと装着時のシールチェックが必要です。製品を着けた事実だけで十分な適合を保証しません。
専門的にもう一歩
AIIRの陰圧は汚染空気を外へ広げにくくするためで、免疫低下患者を保護する陽圧環境とは目的が異なります。呼吸用防護具は病原体別手順、適合性、訓練と組み合わせます。隔離設備がない場合も通常診療へ無条件に戻さず、感染源対策を行い、代替措置や移送を感染管理担当と判断します。
臨床・測定での確認点
- 陰圧・換気等の設備条件を確認します。
- 適合する防護具と装着手順を確認します。
- 撮影室の運用を感染管理担当と調整します。
覚えるポイント
- AIIRと陰圧
- N95等とフィット確認
- 標準予防策への追加
間違えやすい点
- 一般個室を必ずAIIRとしない
- 陰圧と陽圧の目的を逆にしない
- マスクと呼吸用防護具を同一にしない