RADIOLOGY GLOSSARY

補償フィルタ(Compensation Filter)

IN ONE LINE

一言でいうと

被写体の厚さや減弱の違いを補うため、位置に応じてX線束の強度を調整するフィルタです。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

体の薄い部分には多く、厚い部分には少なくフィルタをかけ、画像の極端な明暗差を抑えます。

身近なイメージ

概念例として、薄い側の透過信号が厚い側の2倍だった場合を考えます。 薄い側の入射束を調整して差を縮めます。必要な厚さはスペクトルと材料に依存し、単純に半分の厚さにはできません。

そもそも補償フィルタとは?

体の薄い部分には多く、厚い部分には少なくフィルタをかけ、画像の極端な明暗差を抑えます。

厚さ差の補償/位置依存/ボウタイ形

定義・しくみ

被写体の厚さや減弱の違いを補うため、位置に応じてX線束の強度を調整するフィルタです。薄い部分へ届く線量を抑えるなどして、受像器への露出の差を小さくします。

FORMULA

減弱は位置依存です。

多色線で単一係数を固定しません。

具体例で確認

概念例として、薄い側の透過信号が厚い側の2倍だった場合を考えます。

薄い側の入射束を調整して差を縮めます。必要な厚さはスペクトルと材料に依存し、単純に半分の厚さにはできません。

専門的にもう一歩

楔形やCTのボウタイ形などがあります。位置・方向の誤りは露出不足や不均一を招き、スペクトルも位置で変わります。散乱除去グリッドとは目的が異なり、デジタル表示の明るさが一定でも物理的な露出を確認します。

臨床・測定での確認点

  • 方向を確認します。
  • 受像器露出を評価します。
  • AECとの関係を確認します。

覚えるポイント

  • 厚さ差の補償
  • 位置依存
  • ボウタイ形

間違えやすい点

  • 散乱除去と同義にしない
  • 置き方を無視しない
  • 表示濃度だけで評価しない