RADIOLOGY GLOSSARY

オーバービーミング(CT Overbeaming)

IN ONE LINE

一言でいうと

多列CTでビームの半影などを有効検出器範囲の外側へ置くため、実際のX線束幅が公称の取得幅より広くなる現象です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

検出器が使う幅より、実際のX線の帯が少し広くなることです。画像範囲の両端を余分に撮る現象とは別です。

身近なイメージ

教材用に公称取得幅20 mm、仮想的な一様束幅24 mmとします。 単純モデルでは約83%です。実ビームには半影があり実測の線量効率とは限りません。

そもそもオーバービーミングとは?

検出器が使う幅より、実際のX線の帯が少し広くなることです。画像範囲の両端を余分に撮る現象とは別です。

束幅の余剰/半影/幾何学的効率

定義・しくみ

多列CTでビームの半影などを有効検出器範囲の外側へ置くため、実際のX線束幅が公称の取得幅より広くなる現象です。画像へ有効利用されない照射成分を生じます。

FORMULA

例は矩形の理想束です。

公称幅はN×Tで扱います。

具体例で確認

教材用に公称取得幅20 mm、仮想的な一様束幅24 mmとします。

幾何学的利用割合=

単純モデルでは約83%です。実ビームには半影があり実測の線量効率とは限りません。

専門的にもう一歩

各回転における体軸方向の線量分布と幾何学的効率に関係します。狭い公称束幅では半影の相対的割合が大きくなり得ます。装置・焦点・コリメーションに依存し、再構成画像のスライス厚だけから束幅を推定しません。

臨床・測定での確認点

  • 取得幅を確認します。
  • 実線量分布を測定します。
  • 半影を考慮します。

覚えるポイント

  • 束幅の余剰
  • 半影
  • 幾何学的効率

間違えやすい点

  • 端の追加走査と混同しない
  • スライス厚を束幅としない
  • 効率を全装置で固定しない