RADIOLOGY GLOSSARY

オーバーレンジング(CT Overranging)

IN ONE LINE

一言でいうと

ヘリカルCTで指定した再構成範囲の両端の画像を作るため、範囲外にも追加の投影データを取得する現象です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

端の断面を作る材料を集めるため、欲しい画像の範囲より少し先までX線を当てることです。

身近なイメージ

教材用に再構成範囲100 mmに対し、照射範囲が合計120 mmだったとします。 範囲外に20 mm分あります。これをそのまま実効線量20%増と断定しません。

そもそもオーバーレンジングとは?

端の断面を作る材料を集めるため、欲しい画像の範囲より少し先までX線を当てることです。

ヘリカル両端/再構成用追加データ/範囲外照射

定義・しくみ

ヘリカルCTで指定した再構成範囲の両端の画像を作るため、範囲外にも追加の投影データを取得する現象です。体軸方向の追加照射に関係し、ビーム幅の余剰とは別です。

FORMULA

例は範囲差の計算です。

線量分布は均一とは限りません。

具体例で確認

教材用に再構成範囲100 mmに対し、照射範囲が合計120 mmだったとします。

追加範囲=120−100=20 mm

範囲外に20 mm分あります。これをそのまま実効線量20%増と断定しません。

専門的にもう一歩

補間や再構成に必要な追加範囲は検出器幅、ピッチ、方式で変わります。短いスキャンでは相対的な影響が大きくなり得ます。動的な体軸方向コリメーションで低減する装置もあり、再構成範囲だけで実照射範囲を判断しません。

臨床・測定での確認点

  • 実照射範囲を確認します。
  • 短範囲撮影で考慮します。
  • 装置の低減機能を確認します。

覚えるポイント

  • ヘリカル両端
  • 再構成用追加データ
  • 範囲外照射

間違えやすい点

  • ビーム幅余剰と混同しない
  • 画像範囲だけで評価しない
  • 全装置で一定量としない