RADIOLOGY GLOSSARY
グリッド密度(Antiscatter grid strip frequency)
IN ONE LINE
一言でいうと
散乱線除去用グリッドの単位長さ当たりに並ぶ鉛箔の本数を示す量です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
グリッドのしま模様が、1 cmの幅に何本並んでいるかを表します。
身近なイメージ
規則的な配列で40本/cmのグリッドを考えます。 繰返しピッチは0.25 mmです。鉛箔間の空隙だけの幅ではありません。
そもそもグリッド密度とは?
グリッドのしま模様が、1 cmの幅に何本並んでいるかを表します。
単位長さ当たりの線数。/グリッド比とは別。/標本化によるモアレに注意。
定義・しくみ
散乱線除去用グリッドの単位長さ当たりに並ぶ鉛箔の本数を示す量です。通常は本/cmなどで表し、鉛箔の高さと間隔の比であるグリッド比とは異なる幾何学的指標です。
FORMULA
ピッチには鉛箔の厚さも含みます。
密度の逆数は長さの単位をそろえて計算します。
具体例で確認
規則的な配列で40本/cmのグリッドを考えます。
p = 10 = 0.25 mm
繰返しピッチは0.25 mmです。鉛箔間の空隙だけの幅ではありません。
専門的にもう一歩
鉛箔と中間物質の繰返しピッチをpとすれば線密度は1/pです。線数が多いと線が細かくなりますが、鉛厚、中間物質、グリッド比や一次線透過率も性能に関係します。デジタル受像器の標本化との組合せでモアレが生じるため、密度だけで画質や散乱線除去能を順位付けしません。
臨床・測定での確認点
- 本/cmと本/inchを取り違えません。
- グリッド線の方向と画像マトリクスを確認します。
- 密度・比・集束距離を別々に管理します。
覚えるポイント
- 単位長さ当たりの線数。
- グリッド比とは別。
- 標本化によるモアレに注意。
間違えやすい点
- 密度が高ければ散乱除去能が必ず高いとは限りません。
- 40本/cmを40本/mmと読みません。
- 鉛箔高さを密度と呼びません。