RADIOLOGY GLOSSARY
GTV(Gross Tumor Volume)
IN ONE LINE
一言でいうと
画像や診察で確認できる肉眼的腫瘍体積です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
実際に見えている、または確認できる腫瘍そのものの範囲です。
身近なイメージ
地図上ではっきり見えている火事の範囲がGTVです。
VISUAL GUIDE
図・グラフで確認
そもそもGTVとは?
GTVは、診察、画像、内視鏡などで存在を確認できる肉眼的・画像的な腫瘍の範囲です。原発巣、腫大リンパ節、転移巣などを目的に応じて別々に定義します。
見えている腫瘍だけを示すため、画像で見えない微小浸潤は含みません。治療計画ではGTVを基にCTVを設定し、さらに動き・位置誤差を考えてITVやPTVへ広げます。
定義・しくみ
画像診断、臨床診察、病理情報などから腫瘍が明らかに存在すると判断される三次元体積です。GTV-primary、GTV-nodeなど目的別に輪郭化します。術後で肉眼的腫瘍が存在しない場合、必ずGTVを設定するとは限りません。
具体例で確認
肺CTで確認できる腫瘤とPET陽性リンパ節を治療対象とします。
原発腫瘤をGTVp、リンパ節をGTVnとして輪郭化できます。呼吸運動範囲や顕微鏡的進展をGTVそのものへ無条件に含めず、ITV・CTVの役割と分けます。
専門的にもう一歩
GTVは gross tumor volume の略です。画像診断、内視鏡、触診などの情報から決め、CTVやPTV設定の出発点になります。
臨床・測定での確認点
- 造影条件、PET撮像条件、MRI歪み、window設定で輪郭が変わるため画像条件を統一します。
- 炎症と腫瘍、無気肺と腫瘍の境界が不明瞭な場合は複数画像と臨床情報を統合します。
- GTVは観察可能範囲であり、顕微鏡的病変を含むCTVとは異なります。
- 治療中の腫瘍縮小でGTVが変化しても、再計画判断なしに輪郭を自動縮小しません。
覚えるポイント
- 肉眼的腫瘍
- CTV・PTVとの階層
- 治療計画用語
間違えやすい点
- 潜在的浸潤範囲まで含めたCTVと混同しない
- セットアップ誤差を含めない
- 画像で見える病変を基準にする