RADIOLOGY GLOSSARY
画像マトリクス(Image Matrix)
IN ONE LINE
一言でいうと
二次元画像を構成する画素の行数と列数です。撮影や再構成の配列と表示画面の配列を区別し、画素間隔やデータ量へ関係します。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
画像が縦に何個、横に何個の画素で作られているかです。同じ範囲なら数を増やすと画素は細かくなります。
身近なイメージ
512×512画像は262,144画素です。カラー成分数やフレーム数が加わる場合、画素数と保存サンプル数は別になります。
そもそも画像マトリクスとは?
行×列で二方向を明示します。
マトリクスだけではFOVやビット深度は分かりません。
定義・しくみ
画像画素配列の縦横の要素数です。DICOMのRowsとColumnsは画像の行数・列数を示します。収集マトリクス、再構成マトリクス、表示マトリクスは処理によって異なるため、どれを示しているかをそろえます。
CORE FORMULA
基本公式
画素数=N行N列;非圧縮量≈画素数×一画素のbyte数
FORMULA NOTES
公式の補足
1 KiB=1,024 byteです。
単色の仮定をカラーや圧縮へ無条件に適用しません。
具体例で確認
教材用に512×512、単色16 bit/画素、非圧縮・付加情報なしの一画像です。
512×512×2=524,288 byte=512 KiB
画素データは512 KiBです。ファイル全体にはヘッダ等が加わり、圧縮時もこの値とは限りません。
専門的にもう一歩
画素数を倍にしても収集系のぼけや雑音は別に存在し、補間画像の見かけの細かさは真の分解能とは異なります。FOV一定なら面内標本間隔が変わり、モダリティと条件によって雑音や撮影時間にも影響します。転送・保存量にはビット割当、成分数、圧縮とフレーム数を含めます。
臨床・測定での確認点
- 行・列の順と方向を確認します。
- 再構成と表示の配列を区別します。
- データ量は保存形式まで含めて見積もります。
覚えるポイント
- 行数・列数
- 画素数と間隔
- ビット深度を含む容量計算
間違えやすい点
- マトリクスをmmで表す長さとしない
- モニタ配列を収集配列としない
- 同じ配列なら同じ分解能としない