RADIOLOGY GLOSSARY
FOV(Field of View)
IN ONE LINE
一言でいうと
画像化・再構成・表示などの対象とする空間の範囲です。収集時の範囲と再構成・表示範囲は一致しない場合があります。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
画像で扱う範囲の広さです。同じ画素数なら、広い範囲を写すほど一画素が担当する距離も大きくなります。
身近なイメージ
同じ512画素でFOVを256 mmから128 mmへ小さくすると公称間隔は0.5 mmから0.25 mmになりますが、収集情報の改善とは別です。
そもそもFOVとは?
撮影・再構成・表示のどのFOVかを指定します。
矩形視野では二方向の寸法を別に表します。
定義・しくみ
特定の画像過程がカバーする物理的な領域です。画像格子では画素数と画素間隔から公称長を求められます。CTの収集範囲と再構成FOV、MRIのエンコードFOV、モニタ上の拡大表示は区別し、範囲だけで情報の存在を判断しません。
CORE FORMULA
基本公式
FOVx=NxΔx;FOVy=NyΔy(公称画像範囲)
FORMULA NOTES
公式の補足
NΔは公称視野の式です。
=
具体例で確認
教材用にFOV=256 mm、矩形格子の対応方向512画素です。
Δx==0.50 mm
公称画素間隔は0.50 mmです。表示だけのズームで収集FOVが変わるわけではありません。
専門的にもう一歩
FOVの選択には対象を含めることと標本化の関係があります。MRIではエンコードFOVの外からも信号が来ると折返しが起こり得ます。CTでは再構成範囲が収集範囲を越えると情報不足が問題となります。画素中心間の端から端の距離は(N−1)Δで、公称範囲NΔとは定義が異なります。
臨床・測定での確認点
- 収集・再構成・表示の範囲を区別します。
- 対象が画像化範囲に入るか確認します。
- 行と列の寸法および単位を記録します。
覚えるポイント
- 物理的な範囲
- 画素数との関係
- 収集と表示の区別
間違えやすい点
- 画面サイズをFOVと同義にしない
- 小さな表示FOVなら必ず高分解能としない
- 視野外から信号が来ないと断定しない