RADIOLOGY GLOSSARY
MRS(Magnetic resonance spectroscopy)
IN ONE LINE
一言でいうと
核種や分子の化学的環境によって共鳴周波数が異なることを利用し、MRI装置などでスペクトルを測定する方法です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
画像の形だけでなく、周波数ごとのピークから組織に含まれる成分の情報を調べます。
身近なイメージ
同一測定で二つのピーク面積を教材用に60と30とします。 面積比は2.0です。緩和補正などがない場合に濃度比2.0と決め付けません。
そもそもMRSとは?
画像の形だけでなく、周波数ごとのピークから組織に含まれる成分の情報を調べます。
化学シフトとスペクトル。/ピークと代謝物。/形態MRIと化学情報を区別。
定義・しくみ
核種や分子の化学的環境によって共鳴周波数が異なることを利用し、MRI装置などでスペクトルを測定する方法です。位置の形態画像に加え、代謝物などの成分に関する情報を得ます。
FORMULA
ppmは基準周波数に対する相対的な化学シフトです。
ピーク比の定量解釈には緩和・基準物質等の条件があります。
具体例で確認
同一測定で二つのピーク面積を教材用に60と30とします。
ピーク面積比 = = 2.0
面積比は2.0です。緩和補正などがない場合に濃度比2.0と決め付けません。
専門的にもう一歩
プロトンMRSでは水抑制と局在化を行って代謝物のピークを測ることがあり、周波数を基準からのppmで表します。ピーク面積や比には濃度以外にT1・T2、TE、部分容積や装置条件が影響します。シミングによる線幅、重なるピークや脂肪混入を評価し、単一の比で病変の性質を断定しません。
臨床・測定での確認点
- ボクセル位置と組織混在を確認します。
- 水・脂肪混入と線幅・SNRを評価します。
- TE・TRと解析法をそろえて比較します。
覚えるポイント
- 化学シフトとスペクトル。
- ピークと代謝物。
- 形態MRIと化学情報を区別。
間違えやすい点
- ピークの高さだけで常に濃度を定量できません。
- すべてのピークが一成分に単独対応するとは限りません。
- 局在ボクセル内が均一な組織と仮定しません。