RADIOLOGY GLOSSARY
ボクセル(Voxel (Volume Element))
IN ONE LINE
一言でいうと
三次元の画像・データを構成する体積要素です。面内の画素寸法に第三方向の寸法を合わせて表し、実際の分解能とは区別します。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
三次元画像の小さな箱に相当する要素です。一つの箱に複数の組織が混ざると、値にもその影響が現れます。
身近なイメージ
0.5×0.5 mmの画素に1.0 mmの厚さを対応させた公称体積は0.25 mm³です。三方向が等しい等方ボクセルではありません。
そもそもボクセルとは?
三方向の寸法が等しい場合を等方的と呼びます。
スライス厚とスライス中心間隔は同じとは限りません。
定義・しくみ
三次元空間へ配置される標本体積の単位です。断層画像では面内画素にスライス方向の厚さ等を対応させます。画像格子の中心間隔、実効的なスライス厚、ぼけを含む感度領域は別で、重なりや隙間がある画像では同一視できません。
CORE FORMULA
基本公式
V=ΔxΔyΔz(直方体の公称モデル)
FORMULA NOTES
公式の補足
長さの単位をそろえると体積はその三乗単位です。
中心間隔を実効スライス厚の代わりに使う場合は目的を明示します。
具体例で確認
教材用の直方体モデルで寸法0.5×0.5×1.0 mmとします。
V=0.5×0.5×1.0=0.25 mm³
公称体積は0.25 mm³です。感度がこの箱の内外で急に切り替わる模型ではありません。
専門的にもう一歩
異方的な体積データは再断面化した方向で描出が変わります。等方格子へ補間しても元の厚いスライスの分解能が自動的に改善するわけではありません。小病変や境界では部分体積効果が信号へ影響し、体積測定には輪郭、閾値、再構成とデータ位置の整合が必要です。
臨床・測定での確認点
- 三方向の間隔と厚さを記録します。
- ギャップ・重なりを確認します。
- 体積測定前に画像幾何と輪郭法を合わせます。
覚えるポイント
- 三次元の要素
- 等方・異方
- 厚さと間隔の区別
間違えやすい点
- ボクセルを画素の別名だけとしない
- 補間で真の厚さ分解能が増すとしない
- 全要素が均一な組織だけを含むとしない