RADIOLOGY GLOSSARY

運動ぼけ(Motion Blur)

IN ONE LINE

一言でいうと

露光またはデータ収集の間に被写体や装置が動き、位置情報が時間的に重なることで生じるぼけです。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

写真を撮っている間に物が動くと、輪郭が流れます。体の動きだけでなく、臓器の動きも原因です。

身近なイメージ

教材用に受像面上の移動速度10 mm/s、露光時間0.1 sとします。 移動幅は1 mmです。三次元の患者速度を投影速度と無条件に同一視しません。

そもそも運動ぼけとは?

写真を撮っている間に物が動くと、輪郭が流れます。体の動きだけでなく、臓器の動きも原因です。

時間依存/投影移動/短時間化

定義・しくみ

露光またはデータ収集の間に被写体や装置が動き、位置情報が時間的に重なることで生じるぼけです。有限焦点による半影とは異なり、動く方向や速さ、収集時間に依存します。

FORMULA

一定の投影速度を仮定します。

非等速運動では軌跡を考えます。

具体例で確認

教材用に受像面上の移動速度10 mm/s、露光時間0.1 sとします。

移動幅=vt=1 mm

移動幅は1 mmです。三次元の患者速度を投影速度と無条件に同一視しません。

専門的にもう一歩

一定速度の投影位置が露光中に移る単純モデルでは幅はv投影tです。短時間化は有効ですが、必要な受像器露出や管負荷との両立が必要です。CTやMRIでは動きがぼけ以外のアーチファクトにもなり、このモデルだけでは説明できません。

臨床・測定での確認点

  • 露光時間を確認します。
  • 呼吸指示は状態に合わせます。
  • 管負荷を考慮します。

覚えるポイント

  • 時間依存
  • 投影移動
  • 短時間化

間違えやすい点

  • 焦点ぼけと混同しない
  • 単にmAsだけで判断しない
  • 全装置の動きを同じ式にしない