RADIOLOGY GLOSSARY
シミング(Magnetic field shimming in MRI)
IN ONE LINE
一言でいうと
MRIの静磁場の空間的不均一を弱めるため、補助磁場や磁性材料などを使って磁場を調整する操作です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
磁場の凸凹を補助磁場などでならし、撮る場所の共鳴条件をそろえます。
身近なイメージ
MRSの測定領域へB0シミングを行った後、スペクトルの線幅を比較する例です。 局所均一性改善を確認します。磁場を調整しても別の領域の画質やすべての偽像が同時に改善するとは限りません。
そもそもシミングとは?
磁場の凸凹を補助磁場などでならし、撮る場所の共鳴条件をそろえます。
受動と能動。/B0均一性の調整。/患者磁化率の影響。
定義・しくみ
MRIの静磁場の空間的不均一を弱めるため、補助磁場や磁性材料などを使って磁場を調整する操作です。設置時の調整と患者・測定領域に合わせる調整があり、どの範囲を最適化するかが重要です。
FORMULA
shimコイルの次数と調整自由度は装置に依存します。
局所最適化を全領域の完全な均一化としません。
具体例で確認
MRSの測定領域へB0シミングを行った後、スペクトルの線幅を比較する例です。
局所均一性改善を確認します。磁場を調整しても別の領域の画質やすべての偽像が同時に改善するとは限りません。
専門的にもう一歩
受動シミングは磁性材料の配置、能動シミングはshimコイル電流等によって行います。患者の磁化率による局所的変化も調整対象です。評価領域を狭くすれば別の領域で改善しない場合があり、調整後に脂肪抑制やスペクトル線幅等を確認します。送信RFのB1調整をB0シミングと同一視しません。
臨床・測定での確認点
- 調整領域と方法を記録します。
- 患者位置が変わった場合は条件を再確認します。
- 調整後の実画像やスペクトルで確認します。
覚えるポイント
- 受動と能動。
- B0均一性の調整。
- 患者磁化率の影響。
間違えやすい点
- シミングは撮影後の画像平滑化ではありません。
- B0の公称値を変更するだけの操作ではありません。
- すべての金属偽像をなくせるとは限りません。