RADIOLOGY GLOSSARY
針刺し事故(Needlestick injury)
IN ONE LINE
一言でいうと
使用済み注射針などの鋭利物で皮膚を傷つける事故です。血液媒介感染の曝露となり得るため、直ちに局所の洗浄、報告、医療者による評価へつなげます。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
針などで自分の皮膚を傷つけることです。小さな傷でも自己判断で放置せず、施設の曝露対応へ速やかにつなぎます。
身近なイメージ
造影検査後の処理で針刺しが起きた場合、傷を石けんと水で洗い、直ちに施設の所定の窓口へ報告して医療評価を受けます。翌日の定例報告まで待ちません。
そもそも針刺し事故とは?
事故の発生と感染の成立は同じではありません。
初期対応と再発防止の両方が必要です。
定義・しくみ
注射針等の鋭利器材が皮膚を貫き、血液や体液に曝露する可能性が生じた職業上の傷害です。HBV、HCV、HIV等を念頭に、曝露内容、器材、深さ、発生時刻や免疫状況等を医療者が評価します。必要な検査・予防や経過観察は病原体別の最新手順で判断します。
CORE FORMULA
基本公式
個別事故の感染リスクは一律の確率式では決められません。
FORMULA NOTES
公式の補足
集団の平均感染率を個別事故の確率としません。
事故件数の集計では使用機会数や報告方法も確認します。
具体例で確認
教材例で、針刺し後に『患者の検査結果を待ってから報告する』と考えています。
曝露後の対応には迅速な判断が必要です。結果未判明でもすぐ報告し、時刻・器材・曝露状況を記録して専門の評価につなげます。
専門的にもう一歩
皮膚を貫く傷と粘膜への飛散は曝露様式が異なりますが、どちらも所定の評価が必要です。曝露後予防の有無や方法は病原体ごとに異なり、一般解説から薬剤を自己選択しません。器材の安全機構が作動していたか、廃棄容器や手順等の条件も調べ、曝露した職員の情報を保護しながら再発防止に用います。
臨床・測定での確認点
- 直ちに洗浄・報告・医療評価へつなげます。
- 発生時刻と器材・状況を記録します。
- 必要な予防・検査は病原体別に判断します。
覚えるポイント
- 血液媒介感染の曝露
- 迅速な洗浄・報告・評価
- 安全器材と再発防止
間違えやすい点
- 小さな傷なら放置してよいとしない
- 結果判明まで報告を待たない
- 全ての病原体に同じ曝露後予防があるとしない