RADIOLOGY GLOSSARY
正常組織障害確率(NTCP)(Normal tissue complication probability)
IN ONE LINE
一言でいうと
指定した正常組織の障害について、重症度と評価期間を定義したうえで発生確率を表す指標またはモデル予測です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
健康な組織に特定の障害が起こる見込みを、臓器と期間を決めて評価します。
身近なイメージ
同じ臓器平均線量でも、一方は小体積の高線量、他方は広範囲の中線量となる二つの仮想計画です。 臓器特性とDVH、用いたモデルの終点を確認します。平均線量の一致だけではNTCPの一致を保証できません。
そもそも正常組織障害確率(NTCP)とは?
健康な組織に特定の障害が起こる見込みを、臓器と期間を決めて評価します。
正常組織障害の確率。/線量体積と臓器特性。/モデルと評価終点。
定義・しくみ
指定した正常組織の障害について、重症度と評価期間を定義したうえで発生確率を表す指標またはモデル予測です。臓器・評価終点・線量分布等に依存し、すべての有害事象を一つの普遍的確率で表すものではありません。
FORMULA
百分率と0~1の確率表記を区別します。
異なる終点のNTCPを直接比較しません。
具体例で確認
同じ臓器平均線量でも、一方は小体積の高線量、他方は広範囲の中線量となる二つの仮想計画です。
臓器特性とDVH、用いたモデルの終点を確認します。平均線量の一致だけではNTCPの一致を保証できません。
専門的にもう一歩
臓器の構造、照射体積、分割と線量、患者因子等が関係します。DVHを用いる経験的モデル等では、モデル形式とパラメータ、元の患者集団と終点を確認します。同じ平均線量でも高線量部分や体積が異なれば同じリスクとは限りません。別施設・別分割へ適用するには妥当性の確認が必要です。
臨床・測定での確認点
- 臓器、障害の重症度、観察期間を明示します。
- モデルの対象集団と校正を確認します。
- 臨床判断では患者因子や既存疾患も考慮します。
覚えるポイント
- 正常組織障害の確率。
- 線量体積と臓器特性。
- モデルと評価終点。
間違えやすい点
- すべての臓器で同じモデルが使えるとは限りません。
- 低い予測値を無害の保証にしません。
- 実測した個人の障害確率ではありません。