RADIOLOGY GLOSSARY
物体受像器間距離(Object–Image Receptor Distance)
IN ONE LINE
一言でいうと
画像化したい物体の基準位置から受像器までの距離で、拡大と幾何学的不鮮鋭に関係する量です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
写したい構造が受像器から離れるほど、画像は大きくなり、焦点によるぼけも増えやすくなります。
身近なイメージ
教材用にSID=100 cm、OID=10 cmとします。 約1.11倍に拡大します。患者厚全体をそのままOIDとしません。
そもそも物体受像器間距離とは?
写したい構造が受像器から離れるほど、画像は大きくなり、焦点によるぼけも増えやすくなります。
OID増大で拡大/M=SID/SOD/半影
定義・しくみ
画像化したい物体の基準位置から受像器までの距離で、拡大と幾何学的不鮮鋭に関係する量です。皮膚表面ではなく、目的構造の位置を基準に考える必要があります。
FORMULA
距離は同じ軸方向です。
点焦点の拡大式です。
具体例で確認
教材用にSID=100 cm、OID=10 cmとします。
SOD=90 cm;M=
約1.11倍に拡大します。患者厚全体をそのままOIDとしません。
専門的にもう一歩
点焦点近似ではSOD=SID−OID、拡大率M=SID/SODです。実際の焦点には大きさがあり、OID増加は受像面での半影も増やします。拡大撮影ではこの関係と焦点・受像器分解能を意図的に組み合わせます。
臨床・測定での確認点
- 目的構造の深さを考えます。
- SIDも記録します。
- 焦点サイズを確認します。
覚えるポイント
- OID増大で拡大
- M=SID/SOD
- 半影
間違えやすい点
- 皮膚だけを基準にしない
- SIDと同義にしない
- 拡大を常に高分解能としない