RADIOLOGY GLOSSARY
PETの正規化補正(PET normalization correction)
IN ONE LINE
一言でいうと
PETの検出器対や同時計数線ごとに異なる検出感度をそろえるための補正です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
同じ放射能でも場所や検出器の組合せで数え方が違う分を、校正でそろえます。
身近なイメージ
ある同時計数線の相対感度が0.80、理想的な線形補正前の値が80だった教材例です。 補正値は100です。実装では係数の掛け方や再構成内への組込みを確認します。
そもそもPETの正規化補正とは?
同じ放射能でも場所や検出器の組合せで数え方が違う分を、校正でそろえます。
検出器対の感度差。/均一性とリング等の偽像。/減弱・絶対校正と区別。
定義・しくみ
PETの検出器対や同時計数線ごとに異なる検出感度をそろえるための補正です。検出器効率と幾何学的条件の差による不均一や偽像を抑え、患者の減弱補正やSUVの規格化とは区別します。
FORMULA
感度とその逆数の補正係数を区別します。
例は相対感度を除する単純なモデルです。
具体例で確認
ある同時計数線の相対感度が0.80、理想的な線形補正前の値が80だった教材例です。
補正値 = = 100
補正値は100です。実装では係数の掛け方や再構成内への組込みを確認します。
専門的にもう一歩
既知の分布等の校正データから感度の相対差を求め、線ごとの係数を測定データや再構成モデルへ反映します。係数の統計不良や古い校正は画像へ系統誤差を残します。正規化は感度差を扱うもので、散乱、偶発同時計数、患者減弱、絶対放射能濃度の校正をすべて一度に代替する処理ではありません。
臨床・測定での確認点
- 装置状態に合う校正データを使います。
- 校正の統計量と均一性を確認します。
- 装置・構成変更後の適用条件を確認します。
覚えるポイント
- 検出器対の感度差。
- 均一性とリング等の偽像。
- 減弱・絶対校正と区別。
間違えやすい点
- 画像を最大値1へそろえる処理ではありません。
- 患者の体重補正ではありません。
- 正規化後に全定量誤差がなくなるとは限りません。