RADIOLOGY GLOSSARY
SUV(Standardized Uptake Value)
IN ONE LINE
一言でいうと
PETで集積の強さを投与量と体格で補正して表す指標です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
薬剤がどれくらい集まっているかを比べやすくした数字です。
身近なイメージ
体格や入れた量が違っても比べやすいよう点数を調整するイメージです。
そもそもSUVとは?
SUVは、PET画像中の放射能濃度を投与放射能と体格で規格化した半定量指標です。病変へのFDG集積を同一検査内または経時的に比較する際に広く用いられます。
真の代謝速度そのものではなく、投与量、減衰補正、体重・除脂肪体重、血糖、待機時間、装置校正、再構成、ROI方法などに左右されます。SUVmax、SUVmean、SULを区別します。
定義・しくみ
組織放射能濃度Cを、投与放射能Aを体重Wなどで除した基準濃度で割ってSUV=C/(A/W)として求めます。単位を整えれば体重規格化SUVは無次元として扱われます。投与放射能は撮像時刻へ減衰補正し、残留放射能も必要に応じて考慮します。
CORE FORMULA
基本公式
SUV = activity
具体例で確認
撮像時の病変放射能濃度が5 kBq/mL、減衰補正後投与放射能が350 MBq、体重70 kgとします。
SUV = 5 / (350000 mL) = 1.0
単純な体重規格化SUVは1.0です。kBqとMBq、kgとmL相当の換算をそろえず計算しないようにします。
専門的にもう一歩
SUVはFDG-PETで腫瘍集積評価に用いられますが、血糖、撮像時間、部分容積効果、再構成条件、ROI設定などの影響を受けます。
臨床・測定での確認点
- SUVmaxは一画素の最大値でノイズに敏感、SUVmeanはROI設定に依存します。
- 治療前後比較では投与後待機時間、血糖、装置、再構成条件を可能な限りそろえます。
- 肥満では体重規格化SUVが高めになりやすく、除脂肪体重で規格化したSULが用いられます。
- 部分容積効果により小病変のSUVは過小評価されます。
覚えるポイント
- PETの集積指標
- FDG
- 部分容積効果
間違えやすい点
- SUVだけで良悪性を断定しない
- 撮像条件の影響を無視しない
- 小病変で過小評価される点を忘れない