RADIOLOGY GLOSSARY
散乱同時計数(Scattered coincidences)
IN ONE LINE
一言でいうと
PETで同じ対消滅に由来する光子対の少なくとも一方が散乱してから検出され、元の対消滅位置とは異なる応答線に割り当てられる事象です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
本当の光子対でも、途中で方向が曲がると、装置は発生位置を違う線上だと考えてしまいます。
身近なイメージ
教材で真の計数800、散乱計数200、偶発を除いた計数が1000とします。 この定義の散乱割合は20%です。即発計数や偶発を含む分母と混同しません。
そもそも散乱同時計数とは?
本当の光子対でも、途中で方向が曲がると、装置は発生位置を違う線上だと考えてしまいます。
同じ対消滅対の方向変化。/コンプトン散乱とエネルギー。/散乱・減弱・偶発の区別。
定義・しくみ
PETで同じ対消滅に由来する光子対の少なくとも一方が散乱してから検出され、元の対消滅位置とは異なる応答線に割り当てられる事象です。偶発同時計数とは由来を区別します。
FORMULA
散乱割合の分母にどの計数を含めるか明示します。
SFは物体の大きさと取得条件に依存します。
具体例で確認
教材で真の計数800、散乱計数200、偶発を除いた計数が1000とします。
SF===0.20=20%
この定義の散乱割合は20%です。即発計数や偶発を含む分母と混同しません。
専門的にもう一歩
主に体内のコンプトン散乱で方向とエネルギーが変わります。エネルギー窓で一部を除外できますが、エネルギー分解能や小角散乱などのため完全には除けません。散乱補正は推定モデルを利用し、減弱補正とは異なります。散乱が検出器へ届かない場合は計数の減少にも関係します。
臨床・測定での確認点
- 散乱割合を測るファントムと定義を示します。
- エネルギー窓だけでは散乱を完全に除けません。
- 補正後の残差や定量値を確認します。
覚えるポイント
- 同じ対消滅対の方向変化。
- コンプトン散乱とエネルギー。
- 散乱・減弱・偶発の区別。
間違えやすい点
- 散乱同時計数は無関係な二光子の偶然の一致ではありません。
- 散乱補正と減弱補正は同じではありません。
- エネルギー窓を狭めれば真の計数を損なわず完全除去できるわけではありません。