RADIOLOGY GLOSSARY
スミア法(Smear test)
IN ONE LINE
一言でいうと
表面の決めた範囲を拭き取った試料の放射能を測り、除去可能な汚染を評価する間接測定法です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
表面を拭いた紙等を測り、移りやすい放射性物質の汚れを調べます。
身近なイメージ
教材で正味50 cps、試料放射能に対する総計数効率0.25、拭き取り面積100 cm²とします。 回収した放射能を面積で割った値は2 Bq/cm²です。元の除去可能汚染密度には回収効率の情報がさらに必要です。
そもそもスミア法とは?
表面を拭いた紙等を測り、移りやすい放射性物質の汚れを調べます。
除去可能汚染。/間接法と直接法。/拭き取り面積・回収効率。
定義・しくみ
表面の決めた範囲を拭き取った試料の放射能を測り、除去可能な汚染を評価する間接測定法です。拭き取りで回収されない固定性汚染を含む総表面汚染を、そのまま測った値ではありません。
FORMULA
計数効率と拭き取り回収効率を分けます。
、cm²の換算を確認します。
具体例で確認
教材で正味50 cps、試料放射能に対する総計数効率0.25、拭き取り面積100 cm²とします。
= = 2
回収した放射能を面積で割った値は2 Bq/cm²です。元の除去可能汚染密度には回収効率の情報がさらに必要です。
専門的にもう一歩
拭き取り面積・材質・圧力等を記録し、ブランクとバックグラウンドを測ります。計数効率と自己吸収に加え、表面からの回収効率が評価へ影響します。回収率が未知なら採取した放射能と面積当たりの回収量を報告し、表面に元々あった除去可能量の確定値とはしません。直接測定とは目的を区別します。
臨床・測定での確認点
- 面積・部位・試料条件を記録します。
- 核種と幾何に応じた総計数効率を用います。
- 固定性汚染は適した直接法でも評価します。
覚えるポイント
- 除去可能汚染。
- 間接法と直接法。
- 拭き取り面積・回収効率。
間違えやすい点
- 陰性でも固定性汚染は否定できません。
- 回収効率を根拠なく100%にしません。
- 総汚染を必ず定量する検査ではありません。