RADIOLOGY GLOSSARY
T2強調画像(T2-weighted Image)
IN ONE LINE
一言でいうと
MRIで横緩和の差を強く反映させた画像です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
水分の多い部分が明るく見えやすい画像です。
身近なイメージ
むくみや液体がある場所にライトを当てるようなイメージです。
VISUAL GUIDE
図・グラフで確認
そもそもT2強調画像とは?
T2強調画像は、横磁化が減衰する時間T2の違いを主なコントラストとして描出するMRI画像です。代表的なSE法では長いTRと長いTEを用い、自由水を多く含む液体や浮腫は高信号になります。
炎症、浮腫、嚢胞性変化など水分増加を見つけやすい画像ですが、すべての病変が高信号になるわけではありません。磁化率物質、線維化、速い流れ、脂肪抑制法などで信号は変化します。
定義・しくみ
スピン間の位相が乱れて横磁化が減衰する速度の差を強調した画像です。SE法ではTRを長くしてT1回復差を小さくし、TEを長くしてT2の長い組織と短い組織の信号差を広げます。T2が長い水成分はエコー時点でも横磁化が残り、高信号になります。
具体例で確認
SE法でTR=4000 ms、TE=100 msとして脳を撮像するとします。
長いTRでT1強調を抑え、長いTEでT2減衰差を強調するためT2強調画像になります。脳脊髄液や浮腫は高信号に見えるのが代表的です。
専門的にもう一歩
一般に長いTRと長いTEでT2コントラストを強調します。浮腫、嚢胞、脳脊髄液などが高信号になりやすく、T1強調画像と対比します。
臨床・測定での確認点
- FLAIRはT2強調を保ちながら脳脊髄液を反転回復で抑制する画像です。
- GRE法で得るT2*強調像は静磁場不均一や磁化率の影響も含み、SE法のT2と同一ではありません。
- FSE法では脂肪が通常のSE法より高信号に見える場合があります。
- TEを長くするとT2コントラストは増しますが、全体の信号とSNRは低下します。
覚えるポイント
- 長いTR・長いTE
- 水成分が高信号
- T1との違い
間違えやすい点
- T1とT2を逆にしない
- 脂肪抑制の有無を見落とさない
- TEの役割を忘れない