RADIOLOGY GLOSSARY

TEEcho Time

IN ONE LINE

一言でいうと

MRIで励起からエコー信号を受け取るまでの時間です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

信号を聞きに行くまでの待ち時間です。

身近なイメージ

山びこが返ってくるのをどれくらい待って聞くか、というイメージです。

VISUAL GUIDE

図・グラフで確認

MRIスピンエコー法における励起パルス、再収束パルス、エコーとTR・TEの関係
TRは励起から次の励起まで、TEは励起からエコー中心までの時間です。TRとTEの組合せが画像コントラストを左右します。

そもそもTEとは?

TEは、励起RFパルスの中心から、測定するエコー信号中心までの時間です。横磁化がどれだけ減衰してから信号を読むかを決め、T2またはT2*コントラストとSNRへ影響します。

短いTEでは横磁化が多く残りT2差は小さく、長いTEではT2の短い組織が強く減衰してT2差が現れやすくなります。SEとGREではエコー形成機序が異なるため、同じTEでも磁場不均一の影響が異なります。

定義・しくみ

励起パルス中心からエコー信号のピークまたはk空間中心を収集する時点までの時間で、通常msで表します。SE法では180度再収束パルスにより静的な磁場不均一の位相ずれを戻すため主にT2減衰を反映し、GRE法ではT2*減衰を反映します。

具体例で確認

同じ長いTRでTE=20 msとTE=100 msのSE画像を比較します。

TE=100 msではT2の短い組織の信号がより減衰し、T2の長い液体とのコントラストが大きくなります。一方で全体の信号は低下し、ノイズの影響が目立ちます。

専門的にもう一歩

TEは主にT2減衰の影響を受けます。長いTEではT2差が強調され、T2強調画像で重要になります。

臨床・測定での確認点

  • T1強調ではT2影響を抑えるため短いTE、T2強調では差を出すため長いTEを用いるのが基本です。
  • DWIでは可能な範囲でTEを短縮するとSNR低下や歪みを抑えやすくなります。
  • FSEでは複数エコーのうちk空間中心を担当する実効TEが画像コントラストを主に決めます。
  • GREの長いTEは磁化率差や化学シフトによる位相差を強調します。

覚えるポイント

  • エコー時間
  • T2強調画像
  • TRとの違い

間違えやすい点

  • TRと混同しない
  • 長いTEの効果を逆にしない
  • 信号低下との関係を忘れない

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