RADIOLOGY GLOSSARY
TOF-PET(Time-of-flight positron emission tomography)
IN ONE LINE
一言でいうと
対消滅光子の2検出器への到着時間差を利用し、同時計数線上の発生位置に関する追加情報を再構成へ組み込むPET方式です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
2つの光子が届く時間の差から、検出器を結ぶ線のどの辺で生じたかを絞ります。
身近なイメージ
時間分解能の幅を200 ps、光速を3×10⁸ m/sとして同じ幅の規約で換算する例です。 TOF位置幅は3.0 cmです。PET画像の分解能が3 cmと決まるわけではありません。
そもそもTOF-PETとは?
2つの光子が届く時間の差から、検出器を結ぶ線のどの辺で生じたかを絞ります。
到着時間差。/cΔt/2。/位置幅と画像分解能の区別。
定義・しくみ
対消滅光子の2検出器への到着時間差を利用し、同時計数線上の発生位置に関する追加情報を再構成へ組み込むPET方式です。時間分解能は有限で、1事象の位置を完全に特定する方法ではありません。
FORMULA
時間差の符号と線上の正方向を対応させます。
具体例で確認
時間分解能の幅を200 ps、光速を3×10⁸ m/sとして同じ幅の規約で換算する例です。
Δx = 3×10⁸×200× = 0.030 m = 3.0 cm
TOF位置幅は3.0 cmです。PET画像の分解能が3 cmと決まるわけではありません。
専門的にもう一歩
線上の位置差はx=cΔt/2で対応します。時間分解能Δtから得る位置不確かさも同じ係数で換算でき、統計的な画像品質の改善に利用します。TOFでの位置幅は画像の空間分解能そのものではありません。時間校正や再構成が必要で、体格・計数・装置条件によって画像改善の程度が異なります。
臨床・測定での確認点
- 時間幅がFWHMか標準偏差か確認します。
- 時間校正と専用再構成を確認します。
- TOF・非TOFを同じ条件で比較します。
覚えるポイント
- 到着時間差。
- cΔt/2。
- 位置幅と画像分解能の区別。
間違えやすい点
- 光子の速度を患者ごとに測る検査ではありません。
- 1同時計数から点を完全に確定しません。
- TOFで他の補正が不要になるわけではありません。