RADIOLOGY GLOSSARY

組織ファントム比(TPR)(Tissue–phantom ratio)

IN ONE LINE

一言でいうと

線源から測定点までの距離と測定点での照射野を同じに保ち、ファントム内の任意深と基準深の吸収線量を比べた量です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

測定点までの距離を固定したまま、上にあるファントムの厚さを変えて線量を比べます。

身近なイメージ

同じ線源測定点距離・照射野で任意深の線量0.70 Gy、基準深の線量1.00 Gyとします。 TPRは0.70で無次元です。基準深を変えれば値も変わります。PDDの固定SSDの値をそのまま代入しません。

そもそも組織ファントム比(TPR)とは?

測定点までの距離を固定したまま、上にあるファントムの厚さを変えて線量を比べます。

固定線源測定点距離。/TPRとTMR。/PDD・TPR20,10との違い。

定義・しくみ

線源から測定点までの距離と測定点での照射野を同じに保ち、ファントム内の任意深と基準深の吸収線量を比べた量です。固定SSDで深さを変えるPDDとは測定幾何が異なります。

FORMULA

分子・分母は同じ線源測定点距離で測定した線量です。

TMRは基準深が最大線量深の場合のTPRです。

具体例で確認

同じ線源測定点距離・照射野で任意深の線量0.70 Gy、基準深の線量1.00 Gyとします。

TPR===0.70

TPRは0.70で無次元です。基準深を変えれば値も変わります。PDDの固定SSDの値をそのまま代入しません。

専門的にもう一歩

測定点を固定し、表面位置を変えることで深さを変えます。基準深を最大線量深に選ぶ特別な場合がTMRです。TPR20,10は20 cmと10 cmの線量比を特定の条件で測る線質指標で、一般のTPRすべてを意味するわけではありません。エネルギー、照射野と基準深を指定します。

臨床・測定での確認点

  • 深さと基準深、測定点での照射野を記録します。
  • 線源測定点距離を固定します。
  • 測定条件に合う線質・ファントムを確認します。

覚えるポイント

  • 固定線源測定点距離。
  • TPRとTMR。
  • PDD・TPR20,10との違い。

間違えやすい点

  • TPRを固定SSDで測るPDDと混同しません。
  • TPRの基準深がいつも10 cmとは限りません。
  • すべてのTPRが線質指標TPR20,10ではありません。

一緒に確認したい用語