RADIOLOGY GLOSSARY
組織内照射(Interstitial Brachytherapy)
IN ONE LINE
一言でいうと
標的組織内へ線源や線源経路となる針・カテーテルを配置する小線源治療です。体腔内への配置とは異なり、LDR・HDRの両方があり得ます。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
治療する組織の中へ線源の位置を作ります。線源の並び方と滞在時間によって、標的と周囲の線量が大きく変わります。
身近なイメージ
同じ位置のカテーテルでも、線源が止まる位置と時間を変えると線量分布が変わります。入口の位置だけで全線源位置を判断しません。
そもそも組織内照射とは?
線源の配置による分類です。
一時留置・永久挿入や線量率は別の分類です。
定義・しくみ
線源を標的組織内へ直接挿入する、または留置した針やカテーテルの中へ線源を送る小線源治療です。線源の三次元位置に対応する線量計画を行います。組織内という配置は、HDR・LDRという線量率区分や永久・一時的という期間区分とは独立です。
CORE FORMULA
基本公式
D(x)=ΣᵢḊᵢ(x)tᵢ(線源位置が固定された停留の模型)
FORMULA NOTES
公式の補足
各率は同じ評価点での値です。
線源強度の基準時刻をそろえます。
具体例で確認
教材用にある評価点で二つの停留位置が、1 Gy/minと0.5 Gy/min、各1 min寄与します。
D=1×1+0.5×1=1.5 Gy
評価点の合計は1.5 Gyです。標的全体の適合性を示すものではありません。
専門的にもう一歩
急な線量勾配のため位置誤差、標的輪郭、カテーテル再構成が重要です。実際の線源形状や遮蔽・異方性を考慮し、単純な点線源の逆二乗則だけで近傍線量を決めません。挿入操作の安全、画像確認、線源経路と計画の対応、線源回収までを含む管理が必要です。
臨床・測定での確認点
- 画像で線源経路を確認します。
- 接続と計画チャンネルを照合します。
- 挿入に伴う感染・出血等の管理を行います。
覚えるポイント
- 組織内の線源配置
- 配置と線量率は別
- 急な線量勾配
間違えやすい点
- 体腔へ置く腔内照射と同一にしない
- 組織内なら必ずHDRとしない
- 挿入した本数だけで線量を決めない