RADIOLOGY GLOSSARY
腔内照射(Intracavitary Brachytherapy)
IN ONE LINE
一言でいうと
体腔内のアプリケータ等へ線源を配置して周囲の標的を照射する小線源治療です。配置の分類であり、線量率や後装填方式そのものではありません。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
子宮や腟などの空間に器具を置き、その中へ線源を入れて周囲を照射します。器具の位置と周囲の臓器の位置が重要です。
身近なイメージ
子宮頸部の治療では、アプリケータと膀胱・直腸などの位置関係が線量へ影響します。同じ停留時間でも挿入位置が違えば同じ計画にはなりません。
そもそも腔内照射とは?
体腔内へ配置する方法です。
組織内照射を組み合わせる場合もあります。
定義・しくみ
自然の体腔などに置いたアプリケータを通じて線源を配置する治療です。周囲の標的とリスク臓器へ生じる線量を画像・幾何から評価します。腔内配置はLDR・HDRや遠隔後装填の区分と別で、歴史的な基準点と現在の体積評価も区別します。
CORE FORMULA
基本公式
各評価点の線量=その点への各線源停留の寄与の和
FORMULA NOTES
公式の補足
和を取るのは同じ評価点の寄与です。
各分割の生物学的効果には別の換算が必要です。
具体例で確認
教材用に同じ評価点へ二つの固定停留が0.8 Gyと0.4 Gyを寄与します。
D=0.8+0.4=1.2 Gy
評価点の合計は1.2 Gyです。別位置のOAR線量へ同じ値を当てはめません。
専門的にもう一歩
小線源の急な線量勾配に加え、充填状態や臓器変形、アプリケータ位置の変化が計画を変えます。異なる分割の物理線量を足すだけで生物学的な合計を決めません。画像、輪郭、アプリケータ再構成、チャンネル接続と線源回収の確認を一連の安全管理として扱います。
臨床・測定での確認点
- 挿入後画像と位置を確認します。
- 標的・OARを別々に評価します。
- 接続・停留位置・回収を照合します。
覚えるポイント
- 体腔内のアプリケータ
- 周囲臓器との位置関係
- 線量率区分と別
間違えやすい点
- 腔内なら非密封RIを投与するとしない
- 腔内と組織内を同義にしない
- アプリケータが同じなら同一線量としない