RADIOLOGY GLOSSARY
三次元原体照射(Three-Dimensional Conformal Radiotherapy)
IN ONE LINE
一言でいうと
三次元の標的と正常組織の情報を用い、標的形状へ線量分布を合わせる照射です。通常の3D-CRTと、強度変調を行うIMRTは区別して用語を使います。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
CTなどで標的の立体形を確認し、複数方向の照射野をその形へ合わせます。標的を囲むことと正常臓器の線量評価を両方行います。
身近なイメージ
MLCで標的の投影形へ照射野を合わせ、複数方向の線量を重ねます。各方向で形が合うだけでは、三次元の線量やOAR保護は保証されません。
そもそも三次元原体照射とは?
三次元画像に基づく計画です。
照射野の形と野内強度の変調は別です。
定義・しくみ
三次元の解剖情報に基づいて標的・OARを定義し、ビームの方向、形状、重みなどを選び、標的に適合する線量を作る方法です。通常3D-CRTは前向き計画と整形された照射野を指します。IMRTも広義には原体的ですが、両者を同一の技術名称として扱いません。
CORE FORMULA
基本公式
D(x)=ΣᵢDᵢ(x)(各方向の線量寄与の重ね合わせ)
FORMULA NOTES
公式の補足
寄与は同じ点・同じ線量単位で足します。
一点の合計では全標的の被覆は分かりません。
具体例で確認
教材用にある点へ三方向から0.5、0.7、0.8 Gyが寄与します。
D点=0.5+0.7+0.8=2.0 Gy
その点は2.0 Gyです。標的全体の被覆とOARは別に体積評価します。
専門的にもう一歩
標的輪郭、体動や位置ずれへのマージン、線量計算と画像幾何の整合が必要です。DVHだけでなく分布の位置と高・低線量域を確認します。照射野が標的の投影と一致していても散乱、透過、ペナンブラや不均質の影響があり、幾何学的適合と線量学的適合を分けます。
臨床・測定での確認点
- 標的・OAR輪郭とマージンを確認します。
- 三次元線量とDVHを合わせます。
- 計画から照射へのデータと位置を照合します。
覚えるポイント
- 三次元の標的情報
- 照射野の整形
- IMRTとの用語区別
間違えやすい点
- 照射野形だけで線量適合を保証しない
- 3D-CRTを必ず強度変調としない
- OAR評価を省略しない